年金は無いものとして考える

職場の7割近くが40代以上。定年まであと数年の男性社員が「俺は60歳定年退職する、満員電車はもう乗りたくない、再雇用なんか絶対しない」と話すのを何度か聞いた。そろそろ耳が飽きてきた。働くか否かは好きに選択すればいいが、それをわざわざ周囲に宣言するのは何を思っているのだろう。

少し考えてみる。大部分の理由としては、あと数年もしたら自分はいなくなるから、それまでに仕事をしっかり覚えてほしいと遠まわしに伝えようとしているのだと思う。

邪推してみる。俺は再雇用の声がかかる人材であると暗に周知している。しかし、定年後は働かなくても退職金と金融資産で十分生活できる余裕があるため働く必要がない、自分は資本主義人生の勝ち組だと自己紹介したい…といったところを想像する。

比較的若い年齢から金融資産を積み上げてきた点はとても堅実で見習いたい。人生設計を立ててこつこつと進めてきた成果がある人にはある。

政府が老後2000万円を公表せずとも年金制度がまともに続かないことは明白だった。若い世代は年金は無いものとして生きたほうが良いだろう(ゼロ、の前提にした方が少しもらえるとプラス気分になれるから)。国や社会・時代のせいにしたところで死ぬまで生きなければならない。他責にせず、じゃあどうする?を自分の頭で考え、知識が足りなければ本やネットで調べたり(ギャンブル・FX・宝くじはたいていが考えていない人)。年を取った自分への贈り物と思って今のうちから苦労は買って出ていこう。