歳をとると過去が近くなる

10代の頃、歴史上の人物は小説に出てくるような別次元の別世界の人のように感じていた。すでに結末が決まっている物語のひとつと捉えていたと思う。

平安や戦国時代はもちろん、戦争時代の約70年前でさえはるか昔だと思っていた。 しかし、年を取れば取るほど、時間間隔が短くなっていく。それにつれて遠い過去の話だと他人事だった歴史に親しみを感じるようになってきた。人生100年時代というけれど、100歳の人が20人+1人で西暦2020年に乗っかる。そう考えるとまだ2020年なのかという気になる。

人類はこれまで進化してきたし、今後もより良くなっていく過程の中に私は参加している。今では様々な分野で技術が発展しているが、人間の感情がその進化に追いついていないように見える。感情と理性を切り分けコントロールすること。それはモノとはちがってすぐにアップデートして組み込み!なんてことはできない。経験から学び、日々の意識の中で少しずつ変えていかなければならない。

自分を磨いてそのDNAを残し健やかに育むことで、次の時代をつくる手伝いをするのがヒトの営みのひとつなのかもしれないと思い至った。